
2019年冬、保志勝巳バレエ・アートでは、Broccoliスタジオの生徒さん、そして講師の方々の協力の下、オリジナル全幕くるみ割り人形物語を行うことができました。役8ヶ月間に渡る練習を隔て、子ども達はまた大きく成長を見せてくれました。昨年年末、彼らの経験を振り返り、その体験を子ども達、そして講師ともに話し合う機会を設けさせていただきました。
B&Bステージはどんな経験だったか。という問に対しスタッフ、講師、生徒のそれぞれ違った立場から話を広げ、反省、意見交換する貴重な2時間となりました。
1人1人の言葉から話がたくさん広がりました。例えば、今回のステージでは"指示をされない事"がとても多く、子ども達はその難しさと楽しさを味わったようでした。『自由って難しいね。支持されないのだから。自分で考えないと始まらない。責任と選択がついてくる。』また”物を主役に見せる事”に苦戦した生徒は、男性は女性と踊る時にも”女性を主役に見せる”事をしなくてはいけないから、勉強していこうね。だとか。みんなが主役で”自分はいつも見られている”という感覚を持つことは舞台人としてとても大切だねという話も出ました。そして大人出演者や舞台スタッフさんへどのような態度で接するか、リハーサル中のスタジオ内の使い方など、振り返って考え直さなければいけない部分も、しっかりと話すことができました。
ステージを終えた子ども達はまた一つ成長した姿を見せてくれているなと、改めて感じました。これからも彼らの成長をいろんな面から見守り、応援し、サポートさせていただきたいと思っております。
